2015年5月でのスマホ向けゲームタイトル状況

2015年も4ヶ月を過ぎたところで、個人的に気になるゲーム会社について整理する。

ここでは各社の決算は比較はせず、ゲーム会社とそれに準ずるタイトルについて言及する。

ガンホー(3765)

「パズル&ドラゴンズ」(以下パズドラ)は4年目に突入。

DL数は未だに伸びてはいるが売上は伸びてはいないようだ。

決算資料にはMAUと課金率しか載っていない。

「ディバインゲート」と「サモンズボード」の売上が伸びているが具体的な数値が載っていないのでなんとも言えないが、セールスランキング的にパズドラに及ばないのは明らかである。

そろそろパズドラの次のヒット作が出てこないと売上が確保できないであろう。

 

ミクシィ(2121)

「モンスターストライク」が好調、セールスランキングで常に1位の座にいるあたりからも伺える。

自分は今が一番モンストの脂が乗っている時期だと思っている。

後1年ぐらいは成長できるコンテンツだろう。

直近ではエヴァンゲリオンとのコラボをしたが、ここで初めてコラボとガチャを絡めたイベントを実施。かなりの売上だったと推測する。

売上高は2014年は1129億円(実績)、2015年は1800億(会社予想)としている。

モンストだけで達成できそうな数字ではあるが、2015年にもう1つゲームを配信するとしている。

ミクシィはまだまだ期待できそうである。

 

コロプラ(3668)

「白猫プロジェクト」が好調。

今までスマホ向けゲームではあまりなかった3Dアクションが受け入れられた形である。

もともとそこまでアクション要素は強くはなかったが、各武器に独自アクションを追加していて今後も期待できそうではある。

一方で「魔法使いと黒猫のウィズ」は徐々に売上を落としている。

新作の「バトルガールハイスクール」は決算資料の表紙と最後を飾るゲームで会社の期待の大きさが見て取れる。

が、配信されて1ヶ月ほど経つがセールスランキングはiOSAndroid共に80位ぐらいまで落ちており早急にテコいれが必要である。

個人的にかなり期待していたタイトルであるので色々と言いたいことはある。

このままでは2015ゲームは売上が伸びず、コロプラの成長は落ちていくと見える。

 

KLab(3656)

ラブライブ!スクールフェスティバル」(以下、スクフェス)頼みなのは変わらず。

パズドラやモンストと比べてスクフェスはIPものなので廃れたら一気に売上が下がる危険性がある。

現に第2四半期は売上減を会社側も予想しており、その理由としてユーザー数は変わっていないが、ユーザー1人あたりの売上が減っているとのこと。

ガチャの最上位レアの確率が低い上に2枚ないと覚醒できないシステムが足を引っ張っているように思える。

オリジナルの「天空のクラフトフリート」が最近セールスランキングの60位ぐらいを守れるようになってきたのは大きいが、もう少し上を狙いたい。

開発中のゲームは10本とのこと、この規模で10本は作りすぎではないかと危惧している。

 

スクエニHD(9684)

ブランドであるFFとドラクエ共に売上上位におりうまく展開している。

オリジナルタイトルである「スクールガールストライカーズ」もゲーム性がないいわゆるポチポチゲーにも関わらず売上上位の常連である。

しかし、その後の独自タイトルの「無限ナイツ」や「アルカディアの巫女」は厳しいものとなっている。

 

モブキャスト(3664)

期待されていた「18」を2015年3月にリリースするも売上は伸びず。

2015年6月~7月に新ゲーム「爆走!モンスターダッシュ」を配信予定。

 

アクセルマーク(3624)

2015年1月に「大乱闘!ドラゴンパレード」をリリースするも・・・。

あと2ゲーム配信予定。

 

 

今後リリース予定で期待してるもの

ミクシィの新作、2015年予定

 

MOBIUS FINAL FANTASY | SQUARE ENIX

スクエニから、HDクオリティのゲームをスマホでというコンセプト。

5月中旬~下旬リリース予定。

 

スマホでフェイト!|Fate/Grand Order 公式サイト

開発はディライトワークス株式会社(未上場)、夏予定

 

オービットサーガ | モンスターを引き連れて戦う本格3D召喚アクションRPG

開発はGameBank、Yahoo出資。