シリコンスタジオ(3907)下方修正、ワンダーブロックは何故課金されないのか
シリコンスタジオ(3907)が下方修正を発表。
修正の理由が詳しく書かれているが、特に2015年2月にリリースされた「ワンダーブロック」は名指しで売上高が目標に届かないとしている。
何故、ワンダーブロック(以下、ワンブロ)は課金されないのか。
「パーティを組むという概念が薄い」という結論に至る。
以下、理由
ワンブロのアプリ自体の出来はとても良い。
動作も悪くないし、UIもしっかりしている。
世界観は面白いし、絵は綺麗で可愛いし、音楽もよい。
(音楽はiTunesで販売中である。)
じゃあどこが悪いのか、ゲームとガチャの相性が悪いのである。
そもそも、ワンブロとはどういうゲームか
ワンブロはパズルゲームである。
が、そこらへんのパズルゲームより難易度が高い。
では、何故難易度が高いと課金されないのか。
パズルが難しいと感じる層はガチャをしてもどうせクリアできないと感じてしまう。(手持ちが増えても意味がない)
逆にパズルが簡単だと感じる層はガチャをしてキャラを増やす必要がない。(手持ちだけでクリアできてしまう)
ワンブロはどの層にも課金されないゲームなのである。
あえて言えば、キャラ絵目的でガチャをするくらいだろうか。
(絵がいいから課金しようかなと思ったが、結局してない。ソシャゲの絵だけには課金できない)
しかし、セールス上位のパズドラもパズル自体はそこそこ難しい部類である。
にも関わらず何故課金されているのだろうか。
パズドラでクリアできない場合は自キャラと敵キャラのパワー差を感じる。
つまり、キャラをゲットするか育成するかしないと倒せないとわかる。
そこで、初心者はガチャをする理由ができる。
また、パズドラは各キャラに強力なスキルが付与されているので、上級者はスキルの組み合わせを考えて最適なパーティを組もうとする。
ここで、上級者はガチャをする理由ができる。
モンストも大体似たような感じである。
(あのギミックに対応したモンスターがほしい)
一方のワンブロはパーティという概念が薄く、このブロックとブロックの組み合わせといったものはあるが、盤面があまりに変わりすぎるため意味をなさない場合も多い。
また、スキルの概念もあるが、効果が全体的に弱くスキル組み合わせというパーティの組み方ができない。
属性の概念もあるが、7種類もあるので1色パーティを作るのが難しい。
また、有利・不利属性のメリット・デメリットが薄く必須ではない。
ワンブロをやったことない人にこの感じを説明するのは若干難しいきもするが、1-1やるだけでも感じ取れると思う。
まとめ
何故、ワンブロは課金されないのか。
課金させる理由付けが下手だった。
ということである。
会社側の発表で
「想定以上に無課金で楽しめるコンテンツとなり・・・」
とあるが、射幸心を上手く煽れなかったということである。
今後は
どうやら堅調なタイトルに注力するそうなので、ワンブロは徐々に切り捨てられていく運命にありそうだ。
ワンブロ自体の世界観やゲームシステムはなかなかに良い物だったのに残念である。