課金されないコロプラ(3668)
約5ヶ月前に書いた前記事だが、現状のコロプラ(3668)の株価は2016年11月14日に新安値の946円となった。
原因は2016年11月9日に発表された通期決算で来期は売上減、営業利益減との予想が発表されたからであろう。
しかし、決算発表を待たずとしてもコロプラ(3668)の主力ゲームの売上が落ちているのは各プラットフォームのセールスランキングを見ていれば分かっていたことではあった。
※画像はAppAnnieから
この2つはコロプラ(3668)がFY16ものと呼んでいる2016年にリリースしたゲームで、特に主力となるであろう期待されていたものである。
両ゲームともリリース直後は10位以内に入り込んでいるが、その後徐々に順位を落としている。
一時的に順位が上がる事があってもここから常に上位に食い込むには何かしら要素が必要であろう。
何故コロプラ(3668)のゲームは継続的な課金が維持できないのか?
コロプラゲーの特徴として入れ替わりガチャとそれにともなう急激なインフレがある。
これは一定期間で既存のキャラの排出を停止し、新キャラは従来キャラより強いステータスである。(基本的に)
これは意外にも他のソシャゲにはあまり見られない形式だが、白猫プロジェクトがこの形式で成功したので後発ゲーも似たような形式になっている。
このガチャ形式の欠点として、後から始めるとキャラクターをコンプリートできない。
キャラが追加されたらガチャを引かないと環境に付いていけない可能性がある。
新規参入と継続課金を妨げる要素が考えられる。
とはいえ、突然ガチャ形式を変える訳にはいかないだろうし、難しい局面ではある。
テニスとドラプロはFY16ものとしてコロプラの売上に貢献しないといけないタイトルであるので今後何かしらのテコ入れはあると見られる。
現状では白猫プロジェクトの売上を維持できそうだが、2017年に白猫プロジェクト並のヒットゲームがでないと厳しい展開ではある。