僅か3ヶ月で下方修正のgumi(3903)について
ソシャゲ関連株についてちょこちょこ書いてて今回のgumi(3903)の件に触れないわけにはいかないと思ったので。
経緯や詳細は既に色々と言われているのでリンクを貼っていく。
時価総額8兆円(予定)のgumi、物凄い速さでgomi化して進捗するどころか後退 : 市況かぶ全力2階建
gumiという錬金術に群がった人々と、日本のスタートアップ業界の暗部【1】
この2つを見れば大体の経緯は分かるはず。
まとめる。
gumi(3903)は2014年12月18日に東証1部上場。
ちなみにいきなり東証1部はソシャゲ関連としては珍しい。
上場時に発表した業績予想は
売上高30972
営業利益1329
経常利益1277
であった。(いずれも単位は百万円)
その後、3月5日つまり第3四半期決算発表の前日に業績予想の修正を出した。
売上高26500
営業利益マイナス400
経常利益マイナス600
である。(いずれも単位は百万円)
上場時(12月18日)に既に第2四半期が終わっており、見通しも立っているはずである。
にも関わらず、3月5日という第3四半期決算発表の前日に大幅な下方修正を発表。
株価的にほぼすべての個人投資家は含み損である。
一方で主幹事の野村証券や大量保有の役員、ベンチャーキャピタル等々は多額の利益を得ている。
この下方修正と合わせて取締役社長の6ヶ月報酬100%減額も発表されているが嫌味に感じるほど腹立たしい。
もっとも売出価格がかなり高値だったことは確かであるし、だからこそ上場後のチャートも冴えないものであった。
今流行のソシャゲ会社だからといって飛びつくのではなくしっかり調べることが重要であると改めて思う次第である。
上場してすぐ下方修正するような会社は信用できず現在の所まったく投資する気にはならないし、してはいけない。