放課後のプレアデス4話「ソの夢」が素晴らしかった
放課後のプレアデス4話「ソの夢」がすごく良かった。
今までの話だとちょっと影が薄かったひかるちゃんの話。
絶対音感を持ってて頭が良くてちょっとクールなひかるちゃん。
何でもできそうなひかるちゃんが魔法使いになった理由は幼少期のちょっとした出来事。
音楽家のお父さんが休憩中にこっそり忍び込んで付けた一つの音符。
自分は物凄くいいことをしたと思ったと同時に怖くなってしまった。
それからその曲を最後まで聞くことができない。
時は流れて数年後、魔法使いになったひかるは月に行く。
冷蔵庫のホワイトボードに月と書いて。
ひかるの両親は宇宙にピアノの音を届けるプロジェクトを進行していた。
その日は月が邪魔をしてコンサートは中止。
でも、ひかるの両親は月に向かってピアノの音を届ける、娘の為に。
すべてのシーンが上手く噛みあわさり素晴らしい物語だった。
天才肌のひかるの可愛さが抜群に引出されていた。
幼少期の出来事も大人に取って見れば大したことではないが、子供にとっては重大な出来事であろう。
そのあたりのバランスがよく、全体的な優しい雰囲気が心地よかった。
台詞回しも詩的で素敵だった。
「どんな花になるのか分かっていたら咲くのを見なくてもいいと思う?」
「どんな花も咲いてみるまで分からないよ」
「ひかるちゃんは嘘なんか言わないよ」
「月って美味しそうだよ」
「夢は何かと用意がいいね」
「月、美味しかったね」